奇跡の生物スイゼンジノリから抽出されたサクランとは？

◆スイセンジノリってなに？

スイセンジノリ（水前寺海苔）は九州のある特定の地域
にしか育たないというとても貴重な藍藻です。
きれいで穏やかな流れのある特別な水域でしか生息できず、
その存在はまるで奇跡のようだといわれています。

江戸時代には地方特産の高級食材として幕府へ献上されたそうで、
現在でも高級な日本料理の食材に使われています。

スイセンジノリはその名のとおり、
かつて熊本の水前寺成趣園の湧水池から発見されました。
美しい水がなければ生きられないスイセンジノリはその後
水害や、水質、水量の変化により減少、絶滅の危機に立たされます。

しかし現在では、人々の多大なる努力によって生育方法が確立され、
養殖が実現されたということです。


◆サクランとは？

サクランはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などと同じ「多糖類」の一種です。
２００６年北陸先端科学技術大学院大学の研究者が
スイゼンジノリからこのサクランの抽出に成功しました。

サクランはその驚くべき保湿力が注目され、
多くのメディアで紹介されると一気に話題となりました。
保水力についてはなんとヒアルロン酸の約１０倍といわれています。

まだまだヒアルロン酸ほど認知度は高くないですが、
このサクランを配合した保湿効果の高い化粧品は
今後ますます増えていくと同時に、注目されることでしょう。